公安解異課 日本本部 『関東方面記録 平成16年受理分』
상품 설명
全2,640事例・950頁。
2004年、関東一円で公安解異課が受理した一年分の記録。
怪異、設備故障、都市開発、古い境界、地域信仰、FAX、PHS、写メール、そして財団。
「異常を消す」のではなく、「人間がまた普通に暮らせる状態へ戻す」ための架空行政資料集です。
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平成16年――2004年。
携帯電話、PHS、FAX、MD、MiniDV、CD-R、住宅地図。
紙媒体とデジタル媒体が同じ机の上に並び、古い町名や境界、地域の信仰や生活習慣が、都市開発の中にまだ残っていた時代。
公安解異課日本本部が、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県で受理した記録をまとめた、全2,640事例・総計950頁の架空行政資料集です。
収録されているのは、いわゆる「怪異」だけではありません。
古文書のコピーで一文字だけ薄くなる。
携帯電話が石碑のそばで電源を落とす。
撤去された踏切の警報音が録音に残る。
写メールへ転送すると、存在しない路地が一本増える。
古い水路に沿って気温が下がる。
財団が作成した封鎖図と、住民が毎日使っている道路の位置が一致しない。
そして、その大半は調査の結果、設備故障、反射、湿度、建築構造、通信障害などの通常事象として処理されます。
それでも説明のつかない記録だけが残ります。
本資料における公安解異課は、異常存在を発見次第排除する組織ではありません。
土地、住民、信仰、生活、所有関係を確認し、
可能であれば従来の生活へ戻す。
未解明であっても、人間と特異の双方が無理なく存在できるのであれば、それをひとつの「処理」とします。
地域に残る富士講、大山講、三峯講、御嶽講、庚申待、二十三夜講、道切り、屋敷神、水神、馬頭観音、養蚕祈願などについても、信仰そのものを異常原因とは扱いません。
「誰が鍵を持つのか」
「誰が掃除をするのか」
「祭具は誰の所有物なのか」
「人数が減った場合、どこまで簡略化できるのか」
そうした、ごく普通の生活上の事情まで記録されています。
一方で、作中には別系統の異常組織である財団も登場します。
封鎖、収容、記憶処理を巡って公安解異課と対立する場合もあれば、共同保全を行う場合、財団側の判断によって公安解異課の危険な追加調査が止められる場合もあります。
どちらか一方が常に正しいわけではありません。
収録内容
本作は、用途に合わせて複数のバリエーションをご用意しています。
総合前付・凡例
全体の読み方、2,640件の集計、主要系列、2004年当時の媒体、信仰・風習の扱い、財団との関係などを収録した導入資料。
東京都編
780事例・260頁。
神奈川県編
470事例・150頁。
埼玉県編
390事例・125頁。
千葉県編
380事例・120頁。
茨城県編
240事例・80頁。
栃木県編
190事例・60頁。
群馬県編
190事例・60頁。
附編 方面総括・系列・索引
85頁。
各都県を横断する系列、財団接触、調査誘発事故、信仰・風習、媒体などを後発的に照合した比較資料を収録。
統合版
上記内容を一冊にまとめた全950頁版です。
県単位で読みたい方、特定地域だけ手元に置きたい方は各都県編を。
資料集としてまとめて読みたい方は統合版をご利用ください。
本資料の特徴
2,640件すべてが超常現象という構成ではありません。
むしろ、通常原因で解決する相談、勘違い、設備不良、保存上の問題などを大量に収録することで、その中に混ざっている「説明のつかない数件」が浮かび上がる構成になっています。
短い受理票を中心に、重要案件のみ詳録化。
さらに巻末では、似た現象を安易に同一起源と判断せず、地域・媒体・測定条件・住民の利用状況を横断比較しています。
派手な怪物図鑑というより、
「存在しない政府機関の書庫から持ち出された、一年分の内部資料」
を読む感覚を目指した作品です。
※本作品はフィクションです。
実在する人物・行政機関・地域・宗教・信仰・民俗文化等の異常性を示すものではありません。
※実在する地名・民俗・信仰名称を含みますが、本作品内で描写される事件・調査・組織・異常現象は創作です。
※PDF作品です。
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