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■ 概要
lilToon を使った VRChat アバターに、画面深度から計算する接触陰影(Contact Shadow)と、環境光の向きに応じた明暗差を追加する拡張です。
ゲーム内メニューから明るさ・影・彩度・色合いを調整できるラジアルメニューも生成します。
導入はアバターのルートにコンポーネントを 1 つ付けるだけで、元のマテリアル・アニメーション・プレハブは変更しません。変換はビルド時(アップロード時・プレイモード時)に NDMF が行います。
■ 接触陰影
・首と襟、顎の下、前髪と額、袖口と手首など、面が近づいている場所だけが暗くなります。
・Intel XeGTAO を元にした GTAO をライティング内で評価しており、lilToon の影・リムライト・マットキャップ・エミッションの処理順は元のままです。
・ワールドのカメラ深度テクスチャを使用します。深度テクスチャが生成されないワールド向けに、ビルド時にアバターへ深度用ライトを追加するオプション(Depth Light)があります。
・鏡と VRChat カメラでの適用の有無をそれぞれ設定できます。
・2x2 ピクセル単位でサンプルを共有するフィルタにより、粒状感を抑えています。品質は 4 段階です。
■ 環境光の方向差分
・ワールドの環境光(SH)の向きに応じた明暗差を、lilToon の照明結果に対する差分として加えます。変化量の上限を設定できます。
■ ゲーム内メニュー(ShaderFX サブメニュー)
・接触陰影の ON/OFF トグル
・明るさ(1 本:左で暗く、右で明るく、中央が元の値)
・影の濃さ(左で影を消し、右で影の範囲を広げる)
・影の色味(寒色 ⇄ 暖色)
・Unlit 度
・彩度
・色合い(寒色 ⇄ 暖色)
・接触陰影の強さ
各ラジアルは中央(または元の値に相当する位置)で見た目が元のままになるよう、マテリアルごとの元の値を基準に生成されます。
追加候補として、明るさ下限・上限(個別)、色相、明度、光の色を無視、発光、リムライト、逆光を項目に加えられます。
メニューの置き場所は設定で変更できます。既存のメニューは複製して追加するため、元のメニューアセットは書き換えません。
■ 対応マテリアル
lilToon 2.3.4 の通常 / Cutout / Transparent / OnePass / TwoPass、それぞれのアウトライン付き、Tessellation、Multi、MultiOutline。
対象外のシェーダーを使うマテリアルはそのまま残し、ビルドレポートに記録します。
■ 動作要件
・Unity 2022.3.22f1
・VRChat SDK 3.10.4(Avatars)
・lilToon 2.3.4(このバージョンに固定。lilToon は VCC / ALCOM で導入したものを使用)
・NDMF 1.14 以上
・Modular Avatar 1.18 以上(メニューやパラメーターの統合後に処理されます。無くても動作します)
・PC 版 VRChat(Direct3D 11)。Quest / Android は非対応。
■ 消費リソース
・Expression Parameters:ON/OFF に bool 1 個(1 bit)、ラジアル 7 本に float 7 個(56 bit)。同期・非同期は設定で切り替えられます。
・FX レイヤー:トグル 1 層、ラジアル 7 層。
・Depth Light を有効にした場合、ライトが 1 個追加されます。
■ 内容物
・ShaderFX_v1.0.0.unitypackage(Assets/AtelierKafka/ShaderFX に展開)
・エディター拡張、NDMF プラグイン、lilToon 拡張シェーダー、THIRD_PARTY_NOTICES
■ 導入手順
1. lilToon 2.3.4 と NDMF を VCC / ALCOM で導入する。
2. unitypackage をインポートする。
3. アバターのルートに「ShaderFX Settings」コンポーネントを追加する。
4. 通常どおりビルド・アップロードする。ビルドごとに JSON のレポートが Library/AtelierKafka/ShaderFX/Reports に出力されます。
■ 併用
同じアバターで VRCPhotoKit(https://atelier-kafka.booth.pm/items/8768062)を使う場合、ShaderFX の接触陰影と明るさ・色合いの調整はアバター側の見た目に、VRCPhotoKit の露出・彩度・レンズ効果は撮影した写真側に掛かります。両方を導入した同一アバターでのビルドとメニュー生成を確認しています。
■ ライセンス
MIT License。接触陰影の計算は Intel XeGTAO(MIT License)を元にしています。詳細は同梱の THIRD_PARTY_NOTICES に記載しています。
■ バージョン
1.0.0
■ 不具合報告・要望等
VRChatで直接いただくか、Boothのコンタクトよりお知らせください。
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