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特務艦「知床」型は、本格的に海軍主力艦の燃料を重油へ転換する事となった八八艦隊計画(及びその前段となった八四艦隊・八六艦隊計画)にて整備された油槽船(タンカー)で、日本初の本格的な量産型鋼製大型油槽船と呼べる存在で、それまでの試作的な雑多な油槽船とは一線を画した大型で統一的な存在でした。また、後続の「隠戸」型とされる3隻についても、構造型式を改めたもので基本的な機能及び性能・外観は模型上同一クラスとして扱ってよいものと思われます。
大型の船体は、拡張性に優れており1番艦の「能登呂」は広大な甲板を生かした水上機母艦へ。2番艦の「知床」も油槽の大半を船倉に転換し41cm連装砲塔の運搬が可能なように砲塔運搬艦(通常は石炭等の輸送にあたるとして給炭油艦)として整備され、4番艦「佐多」は「朝日」から取り外された潜水艦救難設備を設置し、「伊63」及び「伊61」の引き揚げに用いられるなど、その活躍は多岐に渡っていました。もちろん、本型式の主任務は海外からの原油・重油の輸送にあり、開戦時には日本海軍が備蓄していた石油の半数以上を運び込んだほどの輸送量でした。
開戦前には洋上給油設備を追加設置して大戦へと参加していきました。
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